2016年05月13日

おすすめ歴史小説:「虚空伝説(餓鬼草子の章)」 著者:高橋直樹など

こんにちは、「古本のりょくし堂」です。(^ ^)/

さわやかな5月のはずが、なかなか雨の多い日々が続いて
ますね。

今回は、歴史系の小説2作の紹介です。
  
**「虚空伝説(餓鬼草子の章)」
               著者:高橋直樹 **

虚空伝説(餓鬼草子の章)」
         ノン・ノベルーNON時代伝奇ロマン

著 者:高橋 直樹
出版社:祥伝社

内 容
徳川家8代将軍の孫の秘密を握った矢月家は家族全て抹殺
されるが、奇跡的に長男の”繋”だけが生き残る。

超人的な力を身につけた”繋”は「餓鬼草子」という通り名
で有名な殺し屋に・・・

”繋”は父の敵を討つため、死の謎を解き明かすため動き
始める。

著 者高橋 直樹  歴史作家

作 品
「戦国繚乱」 文春文庫
「虚空伝説ー青般若の章」 ノン・ノベル
                ーNON時代伝奇ロマン
「五代友厚ー蒼海を超えた異端児」 潮文庫
                       他多数


**「龍神月下を飛ぶ」 著者:藤川桂介**

「龍神月下を飛ぶ」Nesco novel
         
著 者:藤川桂介
出版社:文春 ネスコ

内 容
掖玖からきた二人の男が謎の集団に襲われ、事件の究明の
ため神語部頭の佐伯鳴神がのりだした。

そこに浮かび上がる、龍神の住まう島、琉球を手中に治めよう
と企てる隋の国の煬帝や、龍火を守って生き続ける神秘の
祝女・聞得大君などの謎を追い求め、神語部頭の佐伯鳴神が
琉球へ・・・

著 者藤川桂介 小説家 など

作 品
「宇宙皇子」シリーズ カドカワノベルズ
「夢戦争ートランスフォーマーザ・ヘッドマスターズ」
                     角川文庫
「シギラの月」 講談社文庫
                       他多数

藤川桂介氏は「宇宙皇子」シリーズで有名な作家さんで、、
「竜神月下を飛ぶ」にも魅力的なお話ですね。

しかし、凄いですね!!藤川氏は脚本家や放送作家なども
されてて、昔の有名どころのアニメ総なめなかんじでだして
いて、その他にも特撮やテレビドラマも手掛け、漫画の原作
やエッセイなども書きながら、小説も書いていたなんて、
信じられないほどパワフルな方なんだなぁと驚きがかくせ
ません。

世の中には、凄い人がたくさん居るもんですね〜!!

          「古本のりょくし堂」でした。

古本のりょくし堂はこちらから⇒りょくし堂
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posted by りょくし堂店主 at 14:10 | 時代・歴史小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年01月26日

小説「不思議絵師蓮十 江戸異聞譚」の紹介

こんにちは、「古本のりょくし堂」です。(^ ^)/

IMG_20151122_144300.jpg

以前に立ち寄った、赤倉温泉のひやま山荘?でしたかのお風呂
の微妙な位置に、とても大きな「露天風呂」の看板が・・・

「すっごい大きな露天風呂だなぁ。」と思ったら、チョロット
張り紙が!!「泳げる露天風呂」には〜と!!

男湯には、「泳げる」の大きな看板があったそうです(^ ^;)

昔は混浴だったんですかね?女湯だけだと、張り紙に気が
付かなければただのでっかい露天風呂・・・

こう寒いと、温泉に入ってまったり♨っていいですよね♪

根性なしなので、寒さに内風呂から露天風呂を眺めただけ
の私ですが(^m^)

江戸の時代には、混浴も多かったのでしょうかねェ?

***「不思議絵師蓮十 江戸異聞譚」***

「不思議絵師蓮十 江戸異聞譚」 メディアワークス文庫
                  
著者:かたやま和華  
発行:アスキー・メディアワークス

 古本のりょくし堂はこちら⇒りょくし堂

内 容
文化文政期の江戸に美しい、駆け出しの絵師がいた。
彼の名は、石蕗蓮十。

蓮十の描く絵には、不思議な力が宿りなぜだか動き出して
しまう!

そんな蓮十の世話を焼きたがる小夜は地元問屋のお嬢様!
小夜の恋心に気づかない鈍感すぎる蓮十・・・

でもそんな二人のかけあい?もかわいらしい

動きだしてしまった絵、事件を解決するために悪友の
国芳と江戸の町を走りまわる。

江戸の人々の粋な振る舞いと人情と情緒あふれる江戸の町
ふしぎなふしぎな浮世絵物語。

著 者
かたやま和華 小説家

作 品
「化け猫 まかり通る 猫の手屋繁盛記」 集英社文庫
「紫陽花茶房へようこそ〜夜のお茶会への招待状」 
                   コバルト文庫
「お狐サマシリーズ」 ビーズログ文庫
                           等他多数


表紙の絵と題名に引き込まれ、つい手に取ってしまう
作品です。

表紙の絵、男の方、蓮十だったんですね!女性だと思って
ました(^ ^;)

どっぷりとした時代物を読みたい方にはちょっと物足りない
かもしれませんが、さらっと読みやすいライトだけれど、
しっかり江戸を感じられ楽しめる。

時代物を普段読まない方にもおすすめなファンタジックで
べたな恋愛もありの時代小説です。


           「古本のりょくし堂」でした


posted by りょくし堂店主 at 04:04 | 時代・歴史小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年01月15日

小説「幻の舟」と「贋作天保六花撰(うそばっかりえどのはなし)」の紹介

こんにちは、「古本のりょくし堂」のきむらです。(^ ^)/

スキー場雪不足〜なんてニュースでやっていたかと思ったら、
わっさわっさと降りだしましたね!!

しんしんと雪降る中、ホットココアなど飲みながら、こたつ
に入って読書なんてどうでしょう?

***** 「幻の舟」 *****

「幻の舟」  角川文庫
著者:阿刀田高
発行:角川書店

 古本のりょくし堂はこちら⇒りょくし堂

内 容
織田信長が絵師、狩野永徳に描かせた安土城の屏風絵、
安土屏風!

天皇に安土屏風を所望されながらも断り、なぜか宣教師の
ヴァリニャーニに譲りローマ法王に贈られた。

が、安土屏風は行方不明に・・・

その安土屏風が数世紀の時を超え現代にも悲劇を呼ぶ。

安土屏風に興味を持ち、安土屏風の行方を調べ始めた”私”
の周囲に死の影が・・・

信長も法王もこの死出の舟に乗ったのだろうか?


著 者
阿刀田高  小説家

作 品
「Vの悲劇」 講談社
「東京25時」 文芸春秋
「ギリシャ神話を知っていますか」 新潮社
                    等他多数 


***「贋作天保六花撰
   (うそばっかりえどのはなし)」***

「贋作天保六花撰(うそばっかりえどのはなし)」
                      講談社文庫
著者:北原亜以子
発行:講談社

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内 容
ゆすりたかりもお手の物、黙っていても女が貢いでくれる色男
の片岡直次郎がなぜか、貧乏御家人の入り婿に!!

妻のあやのは、めっぽう美人で純粋無垢、清楚だが恐ろしく
世間知らず。

病弱な妻あやのを養うため、喧嘩に博打、ゆすりに賄賂・・・

大江戸で繰り広げられる六人の悪党たちの痛快ピカレスク。

著 者
北原亜以子 東京出身 小説家

作 品
「深川澪通りシリーズ」 講談社
「慶次郎縁側日記シリーズ」 新潮社
「恋忘れ草」 文春文庫
                    等他多数 

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ピカレスクとは?

『悪漢小説、悪者小説などと訳される。

スペイン語のピカロ(picaro)=悪漢・ならず者に由来。
このような人物が時に激しく時に華麗に、一般的に悪と言わ
れる行為を成す内容。

社会の矛盾を風刺すると言う側面もある。』

引用:Template:Hatena Keyword
        https://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%AB%A5%EC%A5%B9%A5%AF
   2016年1月14日検索
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           「古本のりょくし堂」のきむらでした。


posted by りょくし堂店主 at 21:35 | 時代・歴史小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする