2016年06月10日

おすすめ小説:「花を捨てる女」著者:夏樹静子

こんにちは、「古本のりょくし堂」のきむらです。(^ ^)/

月刊flowers7月号(小学館)に萩尾望都「ポーの一族」の
新作が40年ぶりに登場!!って、もう買わなきゃって!!
ほんと思っちゃいますよね♪(年代的に・・・(笑))

即、売り切れで、少女雑誌にしては異例の重版となった
そうで、やはり、萩尾望都氏の人気、健在といったところ
ですね♪

少年コミックの「ディー・グレイマン」の25巻もやっと
発売されたし、ワクワクドキドキな感じです。

さて、今月の『ミステリー特集』のなかから、これまた
なつかしい「Wの悲劇」 光文社文庫の著者、
夏樹静子氏の作品を紹介します。
  
***「花を捨てる女」著者:夏樹静子 ***

「花を捨てる女」 新潮社文庫
著 者:夏樹静子
出版社:新潮社

内 容 
表題作を含む6編の短編

女は毎日、新しい花束を買っては捨てていた。
女の執念深さが恐ろしい「花を捨てる女」

「夫は本当に今の暮らしに満足しているのだろうか・・?」
と得体のしれない予感に脅かされる妻の「家族写真」

家出から戻った妻が別人だと親友が通報する
「アイデンティティ」など、

女の心の奥の情念、執念を描いた推理短編集。


著 者夏樹静子 小説家 推理小説家

作 品
「Wの悲劇」 光文社文庫
「天使が消えていく」 光文社文庫
「蒸発ーある愛の終わり」 光文社文庫 
                  など他多数

「Wの悲劇」は当時、「セーラー服と機関銃」や「探偵物語」
の主演で話題の薬師丸ひろ子氏主演で映画化され、話題
になってましたよね?

といっても、映画はオリジナルストーリーだったので、小説
とは違っていたようですが・・・

さて、「花を捨てる女」6編の推理短編集は、女性の心を
繊細に描いているのにあっさりと読みやすく、けれどシンの
しっかりした推理小説で、他の作品も、もっと読んでみた
くなるような作品です。

          「古本のりょくし堂」のきむらでした。

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posted by りょくし堂店主 at 11:31 | ミステリー小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年10月09日

小説「萩を揺らす雨」吉永南央:著の紹介

こんにちは、「古本のりょくし堂」のきむらです。(^ ^)/

仙台市といえば、けやき並木ですが、宮城県花も仙台市花
も実は「萩」の花です。

IMG_20150927_141341.jpg

美術館の近くの小路の萩や博物館の前の白萩、野草園には
萩の道、萩のトンネルがあります。

他にも自生している萩をよく見かけます。秋の花々の中
ピンクや白の小さなかわいい花がしだれ咲いている様は
桜とはまた一味違う、風流さが感じられます。

そんな風流さを感じられる吉永さんの「紅雲町珈琲屋
こよみ」シリーズの第1弾。

*****「萩を揺らす雨」*****

「萩を揺らす雨」 文春文庫
著者:吉永南央
発行:文芸春秋

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内 容
観音さまが見下ろす街で、コーヒー豆と和食器のお店
「小蔵屋」を営む76歳の気丈なおばあさん、杉浦草。

無料のコーヒーを目当てに訪れる常連の人たちとの
会話の中に引っかかるものを感じ、街で起きた小さな事件
に気づいたり、友人からの頼まれごとから事件に巻き込ま
れたり、日常の中のちょっとした事件をひかえめに
そっと救っていく、そんなおばあさんの草さんのお話。

著 者
吉永南央
埼玉県出身 推理小説家
「紅雲町のお草」オール讀物推理小説新人賞

著 作
「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ 文春文庫
「Fの記憶」 角川書店
「オリーブ」 文春文庫
「ランタン灯る窓辺で」 創元推理文庫
「誘う森」 創元推理文庫 
                 他多数



ほのぼのとか爽快なミステリーとはちょっと趣が違い、
現実味がありすぎて重い感じの内容ではあります。

子供が虐待を受けていたり、老齢ゆえのあらぬ誤解を
受けたり、年齢的な肉体の不便さなどブルーになる
テーマが淡々と描かれているなか、主人公の前向きな
姿勢が清々しく、そんなふうに老いたいものだなと
思います。

珈琲の香り漂う、ほろ苦い深みのある味わいの
ミステリーです。

      「古本のりょくし堂」のきむらでした。


posted by りょくし堂店主 at 21:59 | ミステリー小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年09月30日

小説「水の中のふたつの月」乃南アサ 著 の紹介

こんにちは、「古本のりょくし堂」のきむらです。(^ ^)/

2015年9月27日、旧暦8月15日の「中秋の名月」と28日の
「スーパームーン」はいかがでしたでしょうか?

海外では、「スーパームーン」の皆既月食が見られた
そうで、さぞ見ごたえがあったのではないでしょうか?

宮城県仙台市の野草園では、「お月見の会」がひらかれ
絵灯籠のやわらかい灯りの中、オカリナと鈴虫の共演の
横で、野だてをいただく・・・なんとも風流な催しが
あったそうです。

さて、今回は「乃南アサ」さんの作品です。

*****「水の中のふたつの月」*****
             
「水の中のふたつの月」  角川文庫

著者:乃南 アサ
発行:角川書店

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内 容
「忙しい」が口癖で、予定がない日を嫌い、次から次へと
予定を入れてスケジュール帳を埋めるOLの亜理子は、
幼なじみの恵美から十数年ぶりにかつての仲良し三人組で
会おうと電話をもらった。

虚言癖があり、指摘すると烈火のごとく怒り出す恵美。
潔癖症で、短い時間で何回も手を洗わないと気がすまない
梨紗。

3人は小学校時代の友達だったが、ある事件をきっかけに
ばらばらに・・・。

十数年ぶりに会った恵美は、恋人・哲士を2人に紹介する。

3人が心の奥底に封印した子供の頃の恐ろしい記憶が
甦る。

著 者
乃南 アサ
東京出身
1988年「幸福な朝食」 日本推理サスペンス大賞 
           優秀作を受賞
1996年「凍える牙」  直木三十五賞受賞
2011年「地のはてから」中央公論文芸賞受賞

著 作
「いちばん長い夜に」 新潮文庫
「結婚詐欺師 上下巻」 新潮文庫
「鎖 上下巻」 新潮文庫
「風の墓碑名(エピタフ) 上下巻」 新潮文庫
「嗤う闇」 新潮文庫        他多数


女性のドロドロした部分ばかりなので、女の人が怖く
なってしまうかも・・・

オカルトというかサイコパスでしょうか?

壊れた人間って、ほんと怖いですよね・・・

乃南アサさんの作品、これ以外は好き♪という方も
結構いらっしゃるようですね。


       「古本のりょくし堂」のきむらでした。


posted by りょくし堂店主 at 22:09 | ミステリー小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする