2022年06月16日

「猫の手、貸します 猫の手屋繫盛記」をよんで

こんにちは、「古本のりょくし堂」です。(^ ^)/

6月19日は朗読の日、ぐずついたお天気も多い
中、お家でできる絵本などの読み聞かせや、
二人で読む二人読みなど、挑戦してみるのも
面白いのでは?

***「猫の手、貸します
        猫の手屋繫盛記をよんで***

「猫の手、貸します
      猫の手屋繫盛記」 集英社文庫

著 者:かたやま和華
発行所:(株)集英社

何とも味わいのある猫侍と黒猫又の絵に魅かれ、
表紙買いをしてしまいました。
石黒亜矢子さんのイラスト、いいですねぇ〜。

猫又に白猫の姿にされた旗本の跡取りさんが、
善行を積んで人間に戻るため、長屋で何でも屋の
「猫の手屋」を営む日々が、淡々とした中にも、
江戸っ子な軽快さや、人情味でほっこりしたり、
ホロリときたり。

絡まった人の気持ちをほぐし、事件を解決して
いく通称:猫太郎さんの頑張っている姿や、町の
人々の絡みとかもいい感じです。

最初は淡々とした硬い文章が気になりましたが、
中盤には硬さが抜け、読みやすく…

時代劇小説はほとんど読んだことがなかったの
ですが、時代が違うだけで、生活も習慣も人付
き合いやら何やら、すべて違っているので、
異世界ものを読んでるような気分になりますね。

       「古本のりょくし堂」でした。

スポンサードリンク




posted by りょくし堂店主 at 16:12 | 時代・歴史小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする