2015年10月09日

小説「萩を揺らす雨」吉永南央:著の紹介

こんにちは、「古本のりょくし堂」のきむらです。(^ ^)/

仙台市といえば、けやき並木ですが、宮城県花も仙台市花
も実は「萩」の花です。

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美術館の近くの小路の萩や博物館の前の白萩、野草園には
萩の道、萩のトンネルがあります。

他にも自生している萩をよく見かけます。秋の花々の中
ピンクや白の小さなかわいい花がしだれ咲いている様は
桜とはまた一味違う、風流さが感じられます。

そんな風流さを感じられる吉永さんの「紅雲町珈琲屋
こよみ」シリーズの第1弾。

*****「萩を揺らす雨」*****

「萩を揺らす雨」 文春文庫
著者:吉永南央
発行:文芸春秋

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内 容
観音さまが見下ろす街で、コーヒー豆と和食器のお店
「小蔵屋」を営む76歳の気丈なおばあさん、杉浦草。

無料のコーヒーを目当てに訪れる常連の人たちとの
会話の中に引っかかるものを感じ、街で起きた小さな事件
に気づいたり、友人からの頼まれごとから事件に巻き込ま
れたり、日常の中のちょっとした事件をひかえめに
そっと救っていく、そんなおばあさんの草さんのお話。

著 者
吉永南央
埼玉県出身 推理小説家
「紅雲町のお草」オール讀物推理小説新人賞

著 作
「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ 文春文庫
「Fの記憶」 角川書店
「オリーブ」 文春文庫
「ランタン灯る窓辺で」 創元推理文庫
「誘う森」 創元推理文庫 
                 他多数



ほのぼのとか爽快なミステリーとはちょっと趣が違い、
現実味がありすぎて重い感じの内容ではあります。

子供が虐待を受けていたり、老齢ゆえのあらぬ誤解を
受けたり、年齢的な肉体の不便さなどブルーになる
テーマが淡々と描かれているなか、主人公の前向きな
姿勢が清々しく、そんなふうに老いたいものだなと
思います。

珈琲の香り漂う、ほろ苦い深みのある味わいの
ミステリーです。

      「古本のりょくし堂」のきむらでした。

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posted by りょくし堂店主 at 21:59 | ミステリー小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする